トランスフォーマースーパーリンク オメガスプリーム

「通報しますた!」

http://www.takaratoys.co.jp/superlink/cybertron/sc22.html

感情を破壊された巨大警備兵からいにしえの賢者へ、華麗なる(?)転生を遂げた巨大戦士をご紹介。
「最終(オメガ)・最強(スプリーム)」の名はダテじゃない。かもしれない。
 
・オメガ
合体時に頭になるヘッドマスター、もといマイクロン、もといジーグ、もとい以下略。
足に膝関節があるので、ちっこいサイズにもかかわらず色んなポーズ付けができます。
なお本文では以降、合体形態と区別するため「オメガたん」と呼称します。萌え。
 
 
・オメガバトルシップ
合体時に左半身となる、甲板上にミサイルランチャーと2連砲塔を装備した宇宙戦艦。全長約40センチ。
前側の砲塔群はギアで連動回転し、左右に振ると砲身の仰角が上下するギミックがあります。
ただ回転軸が異常にユルユルなので、瞬間接着剤なんかで軸を太らせないと、遊んでてストレスたまるかも。
艦首には大口径の4連砲があり、側面のスイッチを押すと「キュンキュン♪」という音とともに発光します。
 
よくガンダムの巡洋艦「サラミス」にそっくりと言われてますが、むしろ飛行甲板を外したブルーノアに似てるんじゃないかなぁ。
同じ所に波動砲(違)付けてるし。
なおブリッジ部は、変形したオメガたんが合体可能。旧日本海軍艦なみに異様に背の高い艦橋になります。
 
 
・オメガトレイン
「右半身を横倒しにしてつま先を伸ばしたもの」としか言い様のない、自称クレーン列車。全長約40センチ。
メガザラックのアーム展開によく似たクランクで、クローを伸張することができます。
……ギミックはこれだけ。
ちなみにアーム後部には、オメガたんが楽しく乗り込める操縦席が付いてます。
 
 
・オメガフォートレス
オメガバトルシップとオメガトレインを前後に連結した形態。全長約80センチでムチャクチャ長くてもう何が何だか。
大迫力ですげーステキですが、他には特にギミック無し。
 
 
オメガスプリーム
オメガバトルシップは艦橋部をつま先側に回し、太股ブロックを伸ばして脚部を形成します。
さらに艦体を曲げて肩ブロックを形成、艦首を伸ばして腕部を形成と、なかなか凝った変形。
それに対してオメガトレインは、先っちょを曲げてつま先にするだけ。(´・ω・`)あれー
 
左右連結後、オメガたんが頭部に変形して合体する事で、全高約40センチ・全幅約25センチと
あのユニクロンにも匹敵するデカさの巨大ロボが完成します。
 
腕・脚ともに関節の自由度がかなり高く、要所要所で回転軸も仕込まれているので、
このゴツさからは想像も出来ないほどよく動きます。まさか立て膝ポーズまで出来るとは思わなかった。
もちろんトレインのクレーンアーム伸縮や、バトルシップの艦首砲発射などのギミックも使用可能で実に遊べます。
 
 
・オメガコンボイ
首からオメガたんを外し、背中のドアと首のフタを開けた状態でいったんボディを2つに割ります。
グランドコンボイを頭のみスーパーモードに変形したビークルモードにして、左右胴体で挟みこむように合体。
手足のジョイントにグランドフォースコンボイの長手袋とブーツ)を取り付けて、オメガコンボイの完成だ!
 
……ぶっちゃけ、見た目は大して変わってない気もするけど、深く考えちゃいけないよ!
ちなみに背中側から見ると、コンボイのキャブ牽引部がびろーんと飛び出てて異様にカッコ悪いから気をつけよう!
 
 
・総評
茶化してレビュー書いてみましたが、コンボイとの合体ギミックとかははっきり言ってオマケみたいなもので、
この玩具の俺にとっての本質は全く別の所にあります。
 
国内発売を待ち続けて数ヶ月、ようやく発売日を迎えて店頭へ急ぎ、レジで巨大な箱を受け取った時の充実感。
15本(!)にも及ぶ針金梱包の封印をすべて解いて、ようやく手に取った瞬間のズッシリとした存在感。
変形・分離・合体をくり返し、ポーズを取らせギミックを動かす、ロボット玩具のプリミティブな楽しさ。
 
自分がまだ小さかった頃、初めて戦隊シリーズの合体ロボ玩具を買ってもらった時のようなドキドキを、
この歳になっても味わえた事が、「オメガスプリーム」というトランスフォーマーで何よりも嬉しかったことです。
凝りに凝った「超合金魂」もいいけど、大人になっちゃった俺等が本当に欲しかったロボットって、こんなのだよなー。